たまには人助け
10時閉店なんですから10時過ぎたらさっさとお会計してください
そんな感じでバイトを終えて
駅の階段を下りているとなんか壁に持たれかかったまま動かないおじいさんが一人
なんか変な人だなーと思いながらも怪しい人だったら嫌なのでスルーする
しかし、気になる
周りの人もスルーしている
むしろ見ないようにしている
爺さんはさっきからちっとも動いていない
やっぱりうまく動けないみたいだ(酔っているのかな?)
さらに大きい荷物を持っていて頑張って少し動こうとするとフラフラしている
「大丈夫ですか?手伝いましょうか?」
気になって仕方ないから声をかけて見るとボクの口から信じられない言葉が出ていた。
いやもうなんかこれはヤバイと感じたわけで
この先昇りの階段だし
とりあえず荷物を持ってあげると
いきなりフラついた(そりゃあもうビックリするくらいに)
おいおい!爺さん大丈夫かよ
内心そう思いつつ、手すりのあるところまで手を引いて誘導してやる(あまり上手い誘導の仕方では無かったが別にヘルパーでもないので気にしないことにした)
手すりに捕まりながら階段を上る爺さん
三段くらい先に上っては止まって待つボク
それを繰り返しなんとか上まで行く
すると爺さんが平らなところまでくれば大丈夫だと思うからというので心配では在るが確かにそれ以上は付き合えないだろうと思ったので、そこで荷物を返して
「それでは」
と言って爺さん別れた。
別れ際に爺さんは
お礼を言ってくれた。たしか親切にしてもらってみたいな感じだった気がする。
なんか嬉しかった
あー多分ボクはいい事をしたなーみたいな気持ちで胸がいっぱいになった
小さくても良いことをすると気持ちが良い物ですね
そんな一日