お暇をちょうだいします。

なんか思った事を書いたり消したりするブログ

花巻温泉〜中尊寺、そして埼玉へ編

これまでの岩手旅行記は……!!
三人「すいませ〜ん、トイレ貸して下さい」
小石「三王岩も確かに凄いんだろうけど、でもあの龍泉洞をあとじゃあね?」
店の奥さん「ごめんなさい、ご飯がもう二人分しかないの」


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翌朝、非常ベルかと思うほど大きい音を立てて鳴った目覚ましに係とビビりつつも、速攻で止めて二度寝
その後30分は起きない俺と係に小石困る。

エイト朝食会場で絶不調。髪型はまさかのドラゴンボール←直す気力もない。
朝食はバイキングだったのですが、なんかパンとご飯を両方食べた気がします。多分寝惚けていたのです。
ちなみにそれぞれの飲み物は俺:メロンソーダ 小石:牛乳 係:カルピス。俺だけ明らかに朝一で飲むにはおかしいです。多分寝惚けていたのです。



そんなわけで、寝惚けながらもなんとかホテルルイズを後にして、一同は花巻温泉へ。
なんとか温泉に入ってやろうという気概が見て取れます。
でまあ、盛岡を出て花巻温泉に向かったはずなんだけど、次の瞬間には花巻温泉にいた。どういう事かよく分からなかったけど、車の揺れは心地よいと言う事でしょう。

まあそんなわけでこの間の出来事は分かりません。小石日記がきっと補完してくれるはずです。

で、温泉入ってあ゛〜〜〜〜〜ってやってたら、一足先に上がった係は同郷のおっちゃんと世間話に花を咲かせていたらしいです。
温泉ならではのコミュニケーションですね〜。
ちなみに秋田の方にもいい温泉があるとお勧めされたらしいですが、俺らはもう帰るんですよおっちゃん……。



さて、そんなわけでコーヒー牛乳を手を腰に当てて飲み干した後は中尊寺へ向けて出発。
しかし、またここで不思議な事が起きます。
なんと気付いたら中尊寺にいまs(ry

と言うわけでで中尊寺です。まずは腹ごしらえと言う事で、源(GEN)なるお店で昼食です。
岩手と言えば前沢牛らしいのでそれを食おうと意気込みました。
で、まあ高いんすよ。牛しゃぶ定食が2000円とかしてるんですよ。やべぇ……松屋だったら牛丼6杯は食えますよ。
でもね、俺たちは観光に来ているわけでして、美味い物を食わずして帰れるかってなもんです。
なのでね、昨日の夕飯も2200円くらい吹っ飛んだけど、今日の昼食も2000円吹っ飛ばしますよ。
行くぜGENさん!! 俺は牛しゃぶ定食を食べるよ!!
届く牛しゃぶ定食。
口に運ぶ…………。
…………


「まじ、うめえええええええええええええええええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーー」


↑この表現、この三日間で何回使ったのでしょうか……。
まじで美味すぎますよ前沢牛。2000円の価値は軽く有りましたね。
箸が進む進む。余りの美味しさに勿体なくなって最後の一枚なかなか食べられなかったですけど。
歓喜の俺とは裏腹に、ここで小石が悲劇を起こすのですが、それはまた別のお話。詳細は小石日記でも見ると書いてあるんじゃないかと思います。


さて、お腹も膨れたわけで、ついに中尊寺へ向けて動き出します。

中尊寺に来たかったのは俺でして、これは高校三年で受験の時に日本史の資料集を見て、クラスメートと「この金色はやべぇぇぇぇぇー生で見てぇぇぇぇぇ!!」と盛り上がったことを発端にしてます。
そんなわけで五年越しの願いが叶うわけでもあります。

そんな中尊寺金色堂ですが、なんと坂道で800メートル先にあるとのこと。
いきなり過酷です。
それでも我々は昇ります。
少し進んだところで、上から降りてきた爺さんが「そんなにきつくなくて良かったな」とお仲間さんと話していましたが、爺さん俺すでにしんどいんすけど。


結論:今日も日本の老人は元気です。


さてさて、しんどいのに耐えながら上に昇ったところにありました

中尊寺本堂
おおーなんか凄そうです。

ここでは煙に涙しながら線香みたいなのを上げて、お賽銭を投げて来ました。
そして次はいよいよ金色堂です。800円です。

ここに金色堂が収められてます。
そしてここでも例の会話が繰り広げられます。
エイト「俺たち、もう龍泉洞……三王岩という二大すげぇポイントを巡っちまったからなー」
係「ああ、いくら中尊寺が凄くてもそんなに驚けないだろうな」
小石「ですよねー」

前振りも完璧に済ましたところで、いざ中に
ちなみに写真は撮影禁止されてたのでありません。文章でお楽しみ下さい。

チケットを渡しゲートを潜ると空気が変わりました。
何というか、静です。空気の流れが違います。
騒いだりしちゃいけない雰囲気です。

さて、金色堂がある建物へ
目の前に飛び込んでくる金色の建物、金色堂
三人「すげぇ……」

今までのが圧倒する「すげえ」だったのに対し、今回のは魅了される「すげぇ」というのでしょうか。
動のすげぇではなく静のすげぇです。こんなものが今から千年以上前にあったのかと考えるとほんとすげぇ……です。

ただただ、静かなる金色堂の雰囲気に飲まれながら、感嘆のため息を漏らし外へ。
ただただ静かに……凄いとしか言えません。

その後も中尊寺の色々なところを回ります。


例えば、これは能舞台ですね。ちょうど能の練習が行われてました。
この建物もとても歴史を感じさせてくれます。

さらに資料館で巨大大仏を見てうおおおおおおおおと言ったり、細工に感嘆したりと一日いても飽きそうにありません。しかしながら我々に残された時間は少なかったのです。
そう埼玉に帰らにゃならんのです。
なので気持ち巻き目で進みます。


と、巻き目に様々な場所を見つつ、最後に

金色堂の建物の前で記念撮影をして、中尊寺を後にしました。

来た道を戻るので坂道を下るのですが、下り坂って地味に辛いですよね。

ちなみにこれくらい高いところにあります。

麓のお土産屋にて会社へのお土産を買ったりしつつ、車に乗って帰路に着く。
しかし、俺たちの旅はまだ始まったばかりだ!!といわんばかりにその距離は計り知れないくらいにあります。
600キロくらいだったかな?

ひたすら走りました。係が。
エイトさんは後ろの席でのんきに寝て、時折起きては「トイレぇ……」と言って係を困らせてました。

県を越える度に「いえぇーーーーい」と春香さんの真似をしたり、途中眠気覚ましに、昔作ったラジオCDを聞き、天次くんパートで大爆笑したりして、
国見のSAで桃ソフトを食べつつ、来れなかった佐文字くんに三人でメールを送ったりしつつw 展望台で「会社(大学院)行きたくねえ……」と呟いたり
国見ってさ、くぎみーみたいでおもろくね?と言ったり、
佐野SAによってラーメン食べたり、同じく来れなかった天次くんに三人でメールを送ったりw お土産を買ったりして
埼玉に戻ると時刻は23時06分でした。
向こうを出たのが16時過ぎだったので7時間くらいはかかってますね。
さすがに遠かったです。
しかしながら、なかなか出来る旅でもないので、とても充実してましたね。あ、俺らリア充じゃんwww

そんなわけで、小石くんの実家で小石君をおろし、最後は俺の家に向かって川越あたりを走っていた時でした。
係カーを抜いていく一台の車。
係が叫ぶ。
係「痛車だ!!」
その声に俺も視線を移します。
エイト「なのはさんだ!!!」
痛車の側面に描かれていたのはなんとなのはさん。背面にはヴィータが。ガチで痛車です。
係「追いかけるぞ!!」
エイト「合点!!」

こうして俺たちの新しい旅が始まった。



                         ―――俺たちの旅は終わらない―――



                                   岩手旅行記 完