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読書

繰り世界のエトランジェ〈第1幕〉糸仕掛けのプロット (角川スニーカー文庫)

繰り世界のエトランジェ〈第1幕〉糸仕掛けのプロット (角川スニーカー文庫)

スニーカー大賞で奨励賞をとった作品が出ていたので買ってみた

概要は異能と呼ばれる特殊能力者がいる現代で、主人公は消えた母親を探すために異能の力である糸を操る力、繰糸術(この世界の生き物は体から糸が出ており主人公はそれを操ることで生き物を操れるのだ)を駆使して事件の真相を追っていく。


読み始めのうちは、他のスニーカー文庫の作品と比べるとなんかイマイチで、展開もご都合主義で、悪いけどレベル低いなーとか思っていた。ぶっちゃけ同じく奨励賞を受賞した

時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)

にすればよかったかなーとか思っていた

それでもまあ一応最後までと思い読み進める

主人公とか他の人物の動機や行動がなんかしっくりこないなーという感想は消えないまま読み進める

6章から展開がガラリと変わって、あーこうなるとは読めたけどこういう展開は面白いし好きだってな具合になり、読み進めるのがすこし楽しくなった

そして7章
そのままの勢いで最終決戦へ
あーそうするのかーと少し感心してこういう展開はベタだけど盛り上がるよねーと結構楽しく読む

そしてエピローグ

んな馬鹿なァァァァァ!?

超展開キター

まさかねまさかエピローグでこの展開を繰り広げるとは……

恐れ入った

なんと言うかボクが単純な所為かもしれないけど作者にやられたって感じでした

総評としては最後に尽きる。最後の展開は面白い。これくらい読める人もいると思うけどボクは楽しめた

とまあ最初のなんかツマンナイ展開を我慢できれば中々面白い作品だと思う

続刊に期待したい