出張任務

あまりにも暇だったので、天次と共に、少し離れたとある佐文字が住む田舎（でもない町）に出かけた。
この佐文字（と小石）が住む場所は何回行っても一発でたどり着くことが出来ない場所で、当然今日も道を間違える。しかも二回。
いつになったら、すんなり着くことが出来るのだろうか？
と、それはそれとして、佐文字宅にて、第３８回、ＤＥＥＳ会議を開く運びとなった。ちなみに３８回中３３回は天次と二人で開いている。
本日の議題は、昼食を何にするかという議題から始まる。この時点でひじょーにアレな展開だが、結論は歩きながら決めるだった。
歩きながら決めるだったのに、なぜか俺の車で移動する事に……。結局、ラーメン屋に行く。普通に美味しいラーメンだった。
帰りがてら、となりに地元の人を乗せているのにも関わらず、道を間違える。地元の人なら道を間違えないだろうという、勝手な思い込みが間違いだと教えられた瞬間だった。
佐文字宅に戻って、引き続き行われるＤＥＥＳ会議。次なる議題は「最近日記に書くネタもないし、ネタ作りのために普通ならやらないことをやろう」という議題。
そこで、河川敷で凧揚げという、中々にどうしてかＣＯＯＬな提案をする。しかしながら、佐文字に「この地帯では凧揚げなんか珍しくねえ！！」と一括される。「そもそも河川敷なんかねえ！！」という川沿いで育った天次と俺を驚愕させる発言をしてくれた。と言うか、つっこむ場所はそこじゃないって……。にしてもあの地域だと凧揚げは珍しくなく日常茶飯事な出来事らしい。げに恐ろしいのう。
でまあ、その後はハシビロさんに夢中になったのち、廊下でしゃがみながら真剣勝負する二人をニコニコの片手間に見届けて、オーキド博士はポケモンの名前を覚える前に自分の孫の名前を覚えるべきだろうと言う結論を導き出し、その合間に少し真面目な会議をして本日の会議は幕を閉じた。
そして、当然帰りも迷いながら帰ったのであった。