お暇をちょうだいします。

なんか思った事を書いたり消したりするブログ

本当の破格を知った男

だーッ、毎日毎日書くことがないような生活しているのに、なんか無理矢理日記付けているエイトです。
今日も起きたら、午後三時だったよ。学生ニートつえーよ。ちなみに寝たのは午前10時ですよ!! なんかネットでとある記事読んでたらこんな時間になっていた。気ままな生活しすぎた!

でもって今日はとある事をしようと思っていた。
それは間もなく閉店する某電機屋に凸して何か安く買いものをしようという計画である。

先月の中頃から始まった閉店セール、その時は30%オフくらいだったが、閉店を目前に控えた今ならすげー安くなってるだろうと踏んだのである。
そして、日も暮れだした午後四時半、愛車のGNスターレットに乗って電気屋へ出かける。

電機屋は外から見ても弱々しい明かりをともしており、嫌でも閉店を感じさせてくれた。
ちなみに、閉店する電器屋よりちょっと手前にあり、どう見てもかつてはライバル店であった日本人に有り触れてそうな名字の電機屋はもの凄く明るく、
それは、「放っといても閉店するのに、その前にの息の根を完全に潰してやる」と言っているかのようだった。

ついでに言うとこの閉店する電機屋は、有り触れてそうな名字の電機屋が来るまでは、町で一番栄えていた電機屋だったのだが、有り触れてそうな名字の電機屋が来ると瞬く間にその勢いを衰えさせ、ついには閉店にあで追い込まれたのだ。
その原因はスロットが回せるポイントカードの存在の有無も大きいと思うが、俺はガンプラの割引きをやめて定価で売り出したところにあると思う。と言うか俺はそれで見放した。

そんな複雑な事情を抱える電機屋であるが、店内に入ってみるとTVゲームソフト70%オフの文字が見えた。
70%オフはやばい。どれくらいヤバイかって言うと、テイルズオブテンペストなら294円くらいで買えるだろう。ワンコインしないのだ。
そんだけ安いなら、まだ天さんに送っていない誕生日プレゼントを超安く仕入れられ、その上さも4000円もしたぜ的な顔をしていれば、安く買えたのに信頼は感謝される気持ちは人並みと言う素晴らしい作戦が築けると俺は画策した。(もちろん嘘だよ。ちゃんと送るよ)

そんなわけで、意気揚々と(店側からすれば閉店するのに)エスカレーターを上った俺を待っていたのは夢のような世界で

無かった!!

売り場面積は超×13縮小され、その広さはコミケの企業ブース二つ分くらい。もtrと分かり易く言うならカマ○ストアー(超ローカルネタ)、要は田舎にある個人商店の万屋さんくらいの広さである。
愕然とした。でも、まあ閉店前だしそう言う事もあるよなと気を取り直して店内を物色。
2分後(店内を全部見たリアルな数字)
セカンドインパクト到来!!

なんもねーよ!! 何もなさすぎる!!

何コレ? まじで何もない

定価とはいえ、かなりあったガンプラも今では一個もあらず、たでさえ狭くなっている店内なのに棚はスッカスカ。
PCゲーム90%オフとか言っても今ではサービスを停止してそうな色あせたネトゲが並んでいるだけであった。
つーか70%オフのTVゲームは?
どこにもないじゃん!!
もうねーなら、張り紙外しておけよ! おかげで人間として凄く小さくて汚いこと考えちまったじゃないか!!
俺のピュアハートを返しておくれ(←お門違い)

そんなわけで項垂れていると、目に入ったのが

仮面ライダーキバ ライダーヒーローシリーズKVEX キバットバット3世

仮面ライダーキバ ライダーヒーローシリーズKVEX キバットバット3世

これ。
キバットバット三世のソフビ。
定価1260円
二個だけ売れ残っている。
キバットの入っている籠には95%オフの文字が。
ここまで安いともはや無料みたいなものである。
と言うか値引きしすぎていて現実感に乏しい。
えー、1260円の95%オフって事は……
と考えてみるのだが、今までに出会ったことがない値引率の為、頭が上手く働いてくれない。
あーもーなんかよく分からないけど、すげー安いから買おう。
とよく分からないうちにキバットを手に取っていた。
ついでに裏の棚にあった柔らか戦車携帯クリーナー540円も手にとっていた。これも95%オフである。

で会計に移る。
おじさんが微妙な笑みで、バーコードをスキャンしてくれる。(当然だ、いい年した青年がキバットやわらか戦車のぬいぐるみみたいなものを持ってきたのだから)
ピッと言う音を立ててバーコードから値段が読み取られる。


やわらか戦車……25円
キバットバッ……50円

「お会計、75円になります」←おじさん


サードインパクト到来!!


まさか100円いかないとは……。なんとなくキバットだけで100円しそうな気がしていたのだ。95%オフだと知りつつも90%オフくらいだと思い込んでしまっていたのだ。
だから「120円くらいで、それだけを買って帰るのも値段的に恥ずかしいし」と思って柔らか戦車を追加したというのに、まさかの75円
最近のビックリマンチョコより安いのだ。
これが如何に恥ずかしいか、考えてみて欲しい。コンビニでビックリマンチョコを一個だけレジに出す事を。
え、この人いい年してるのにビックリマンチョコだけ?みたいな動揺を隠せない店員の目が向けられるあの恐怖を。
どうだろう、なんかとてもいたたまれなくなってきただろう。
それを俺は電機屋でやってしまった。
この恥ずかしさは前に塗装用の塗料を二つだけ買って200円ですと言われた時とよく似ていた。
いや、あのときは覚悟があったからよかったが、今回は不意打ちである。
心の準備が出来ていないのだ。
割とサイズのあるおもちゃを2点も買ったのに75円という事実に俺の心は対応出来なかった。
ガクガクしながら100円出しておつりをもらう。
動揺して覚えていないのだが、おじさんは「はい、おつりです」とだけ言って25円を返したと言う事は一度も言っていない気がする。
75円の買い物に25円のおつり……きっと口に出すのも馬鹿馬鹿しくなったのだろう。

そんなわけで、衝撃おさまらぬまま電機屋を後にしたのだった。

家に帰ってから

キバットをこうして壁に貼り付けておくと、フロに入れと俺を呼びに来た母が
「何コレ? 気持ち悪い」と言って帰って行った。

母には是非、杉田君に謝って欲しいと思った。

それではまた明日